広角ミラーとは?
バイクに標準で装着されているバックミラーについて、後ろが見えにくかったり、視野が狭かったりといったことを感じることはありませんか?
標準装着のミラーは視認性などを考慮して設計されていますが、広角で見えるかというとそのような機能はないため、どうしても視野が狭いと感じてしまうことがあります。
視野が狭くなると、後方確認の際にどうしても見落としてしまうリスクが発生しますが、これを防ぐために開発されたのが広角ミラーです。
広角ミラーのメリット
広角ミラーとは、湾曲したミラーを使用することで視野を広げ、後方がより広く見えるようにしたミラーのことです。
視野が広がることで、車線変更の際にも通常のミラーでは見えにくいところが見えるようになり、より安全かつスムーズな車線変更ができるようになります。
広角ミラーには、さまざまな機能が施されたタイプが登場しています。
例えば日光の映り込みによる眩しさを低減するための専用の加工が施されているものや、視野の範囲が選べるものもあります。
視野角が広すぎず狭すぎない、自分にとってちょうど良い範囲のものが選べるのはとても助かるのではないでしょうか。
他にも、雨の日には水滴をミラーに馴染ませ視認性を確保してくれる親水加工が施されたタイプもあり、安全なツーリングに貢献してくれます。
広角ミラーの注意点
広角ミラーにはデメリットもあり、その一つが視野が広すぎてしまうというものです。
視認性が広がるのはいいかもしれませんが、あまりにも広すぎるとかえって見にくいと感じる可能性があります。
まずは視野角をチェックして、どの程度なら許容範囲なのかを把握してから購入するのがおすすめです。
装着についても注意が必要で、せっかくミラーを買ってもナットのサイズが合わず装着できなかった、というケースがあります。
他にも、設置してみたらカウルとのクリアランスが保てなかったといったこともあるので、サイズをしっかり測ってから購入するようにしてください。
装着する際には、ナットの締め付け具合にも注意しましょう。
締め付けが緩いと走行中に脱落してしまう可能性がありますし、締め付けが強すぎると、次に交換するときにナットが緩んでくれなくなる可能性もあります。
もう一つ考えたいのが、法律に合致した仕方で設置することです。
バイクにも保安基準があり、ミラーの位置についての規定も法律で定められています。
基準を満たしていない場合、車検に通りませんし、道路交通法違反になり検挙の対象になってしまいます。
設置の際のリスクについて不安がある場合には、バイクショップと相談して決めるのが安心かもしれません。
リスクをしっかり把握して装着することで、ツーリングをより快適に安心してできるようになります。