パフォーマンスダンパーとは
マイクのカスタムパーツの中でも、「これはあると便利」と思えるのがパフォーマンスダンパーです。
パフォーマンスダンパーというのはYAMAHAが4輪向けに開発したパーツで、最初は「パワービーム」という名称でした。
運転中に発生するフレームの微細な振動を抑制することを目的に設計されており、現在では4輪に限らず2輪にも積極的に採用されています。
パフォーマンスダンパーが最初に使用されたのは2001年のことで、車体の剛性を強めるのとはまったく逆の働き、つまり車体の粘性を高める働きをしています。
YAMAHAのバイクに使われているほか、HONDAやSUZUKI、KAWASAKIのバイクにも採用されています。
パフォーマンスダンパーの効果
パフォーマンスダンパーのメリットおしては、まずハンドルのブレが減少することが挙げられます。
特に時速が100kmを超えると、ブレの減少が顕著に感じられるようになります。
また、直進安定性が向上するだけではなく、コーナリングでかなりの安定感が出ます。
アイドリング時の振動が減少するのもパフォーマンスダンパーの効果のひとつです。
走行時の振動が全般的に減少するため、ロングツーリングでの疲労を軽減する効果も得られます。
ただし、ハンドリングがやや重く感じられるのがデメリットと言えばデメリットです。
パフォーマンスダンパーを取り付けるのにおすすめのバイク
パフォーマンスダンパーを取り付けるのがおすすめなバイクの中でも、特に人気が高いのがYAMAHAの「MT-09」です。
安定感のあるロングツーリングを楽しみたいと言うのであれば、ぜひMT-09でパフォーマンスダンパーを試してみることをおすすめします。
同じYAMAHAから出ているスポーツタイプのスクーター「TMAX」もパフォーマンスダンパーと相性のいいバイクです。
TMAXは排気量が530ccから506ccに変更され、パワーのある走りが期待できます。
TMAXのメーカー希望小売価格は「TECH MAX ABS」が1,551,000円、「ABS」のほうが1,364,000円となっています。
HONDA GB350のスポーツモデルであるGB350Sにもパフォーマンスダンパーがラインナップされており、単気筒エンジン独特の振動をマイルドに抑えることができます。
これまで乗っていたバイクに今一つ安定感が足りない、ツーリングをしているとどうしても疲れやすいといった悩みを抱えているライダーは、一度パフォーマンスダンパーを試してみるといいかもしれません。
パフォーマンスダンパーの価格は28,000円〜30,000円前後となっています。