マスター・オブ・トルクシリーズ!ヤマハ MT-25の試乗レポ

独自の変化を遂げた

ヤマハ MT-25は、YZF-R25と同様にネイキッド仕様になっている上にスチール製のダイヤモンドフレームに加えてスイングアームなど基本設計が多く共有された仕様になっています。

基本設計を多く共有していると、差別化が出来ていないのではないかという疑問がわいてくる人も中には居るでしょう。
しかしヤマハ MT-25の2020年型を見てみると、しっかりと MT-25としての地位を得ており、派生機種というイメージを与えない雰囲気があります。

アイブロウタイプのポジションランプやプロジェクター式の超小型LEDヘッドライトを組み合わせたフロントマスクがそこに大きな影響を与えています。
そこからとがった印象を与えることができ、他の車種とは違うインパクトwp与えられるというのは大きな魅力でしょう。

雰囲気はミドルクラス

ヤマハ MT-25の特徴としてミドルクラスを感じさせるような雰囲気があるのが特徴的です。
その背景にはマスフォードというコンセプトを元に設計されたカソリンタンクガバーやシュラウドが大きな影響を与えています。

その結果多くの人にグラマラスやボリューミーという印象を与えることができるので、ミドルクラスの雰囲気が好きな人にも受け入れやすい雰囲気を作りだしているとも言えるでしょう。

この独自の形を作りだせたからこそ、似たような構成のライバル車種とも差別化が取れているという点も評価できる部分になっていると言えます。

親しみやすさと軽快さ

まずヤマハ MT-25に乗った人の多くが感じるのがその親しみやすさです。
跨って走りだすのが気楽という点を最初に感じることができる。
そして実際に走り出してみると、上半身が起きている状態なことからも視界が広いというのがとても走りやすさを感じれるでしょう。

バーハンドルの入力の反応が素早いという点もあって市街地が走りやすいというのも実際に乗り回してみて感じる魅力ではないでしょうか。
市街地も走りやすいと日常使いがしやすく、気軽にバイクを乗り回したいという人も毎日活用しやすい仕上がりになっていると言えます。

シーンを選ばす利用可能

ヤマハ MT-25はネイキッドスタイルであるという点から巡航が楽ではないという面が見えてきます。
しかし高速道路であっても法定速度で巡航するのであれば不自由さを感じることもなく快適に楽しむことが可能です。

ハンドルのアップ化の影響によって、前輪分布の荷重減少をするという点が危惧されていますが、それによって実際に違和感を感じるということもほぼほぼありません。

そのためこの結果を考えると、ヤマハ MT-25は市街地であっても高速道路であっても難なく走れるという点は扱いやすいバイクだと言えるのではないでしょうか。

あたワインディングロードでの走りも動作性や高い倒立フォークによってしっかりと補われているので問題もなく、全体的なバランスもばっちりです。